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  • 2017年06月12日 | 3,435view

既読スルーでいじめにも発展。後を絶たないLINEの問題点とは?

LINE

SNSアプリの“LINE”が発端となって重大なトラブルに発展するケースが後を絶ちません。いじめや性犯罪、個人情報流出に詐欺被害…。しかしこれらのトラブルはその原因と対処法を知っておけば未然に防いだり被害を最小限に抑えることが可能なのもまた事実です。そこで今回は、LINEの問題点について対処法を交えながら解説します。

LINEが生む問題点とは何か

LINEはアメリカ発のスマートフォン向けソーシャルメディアです。便利なコミュニケーションなアプリとして人々に愛用される一方でデメリットもまた存在します。いったいどのような問題があるのでしょうか?

“既読無視(既読スルー)”の問題

LINEがもたらす問題のひとつに「既読無視(既読スルー)」の問題があります。LINE上でメッセージを交わすトークにアクセスすると「既読」マークがつきます。マークが付くとメッセージの送り手は送信した内容が相手に伝わったものと解釈します。しかし既読がついている状態にも関わらず返信をしない場合に問題が起きます。

メッセージを読んだはずなのに、返信せず無視しているとみなされ、中高生の間でトラブルになるのです。この世代では、LINEにおいては特に早いレスポンスを期待される傾向にあります。既読が付いた状態で相手を待たせてはならない、返事を早く返さねばならないとの思いに駆られがちで、その強迫観念からスマートフォンを四六時中チェックすることになり、延いてはスマホ依存にも繋がる危険性があるのです。

メッセージが公開されないため、いじめに発展する可能性も

またメッセージが公開されない点もLINEの大きな利点でしょう。LINE上でのやり取りの内容は“トーク”に参加したに者しか分かりません。しかしこの“クローズド”な交流が様々な弊害を起こしているのもまた事実なのです。

いじめに利用される

LINEでのいじめを苦に自らの命を絶つケースが頻繁に発生しており社会問題となっています。いじめの内容は勿論ケースバイケースですが、中でも多いのが前述の既読無視の他“グループに加えない”、“集団で悪口を言う”等でしょう。いずれの行為もLINEが持つ本来メリットであるはずの特徴が悪い方に転んでいる点で共通していると言えます。

いじめの発覚が困難を極める

またこれらのいじめの厄介なところは外から見えず事態が深刻になっても気付かれない点です。昨今の学校や教育委員会の対応を見ても分かる通り、現実の組織内でいじめを受けた場合でもなかなか明るみに出ないところ、“閉じた“LINEの世界でのそれは尚のことでほとんどのケースではことが起きた後に発覚するのが現状なのです。

LINEの問題対策には親の見守りが大切

この様なトラブルは未然に防ぐのが非常に困難です。しかしトラブルは精神的に未熟な小中高生の間で起こるケースが大半であるため、家庭での対策が一定の効果を発揮する可能性はあります。

家庭でスマホ利用のルールを作る

LINEに端を発したトラブルの多くは利用の仕方がまずかったことが原因と言えます。その為家庭内で、スマートフォン利用についてのルールを定めることも必要です。

利用時間や場所を制限する

例えば一日の利用は五時間まで、夕飯以降は使用しないこと、使う場所はリビングに限る等ルールを定めるのです。そうすればトラブルに巻き込まれる危険を減らすことができる可能性はあります。

それでも効果が十分に発揮されない可能性も

保護者がいくら注意をしていても、子供の生活を二十四時間監視するわけにもいかず、十分な効果が得られないことも考えられます。また、思春期にある小中高生が親の定めたルールをきちんと守るとは限りません。実際に日本PTA全国協議会が行った調査では、保護者の半数以上が子供のスマートフォン利用に関して制限を設けていると回答したのに対し、子供の半数以上は「ルールはない」と認識していました。親が子供のスマートフォン利用を管理することが難しいことが分かります。

LINEから個人情報が洩れる問題点

幅広い層のユーザーが利用するLINEですが個人情報流出の問題でも物議を醸しています。しかしどうやらシステムそのものにも問題点が散見される様です。

個人情報が抜き取られている

チャットや電話等、LINEでは無料のサービスがほとんどです。しかし“タダほど高いものはない”訳で実は背後に大きなリスクがあると言えます。

登録の際個人情報が抜かれている

あらゆるwebサービスでは利用登録のプロセスの中に「利用規約」を確認する項目があり同意しなければ登録は完了しませんが、実際には規約をきちんと読んでいない人も多いでしょう。これを狙ってか否かは定かではありませんが、LINEにおけるユーザー登録の過程にはアドレス帳データをLINE社へ送ることを承諾する様求める文章があります。小さな文字で分かりにくく書いてある上、多くの人は隅々まで読むことはしないため気付かないまま同意、インストールするケースが大半なのです。

情報送信を許可しない設定にする

個人情報を抜かれない様にするには登録時に「アドレス帳を送信しない」設定にすることです。既に承諾してしまっている場合でも利用中に設定を変えられるので変更することも検討しましょう。退会する場合は、アカウントを削除し、データを完全に抹消しておきましょう。

「知り合いかも?」のカラクリ

複数あるLINEの友達の登録方法の内、「知り合いかも?」はどういった仕組みで表示されるのか不思議に感じる人も多いのではないでしょうか。ここの理解を深めておくことはLINE利用のリスクマネジメントにおいて肝になります。

携帯番号を変えたことで表示される

「知り合いかも?」リストに表示されるのはアカウントが相手のユーザーに登録されている場合です。登録された経緯は様々ですが全く心当たりのない相手が表示されることもあります。この現象が起こる理由としてまず挙げられるのは「電話番号を変えた場合」です。

端末の故障や買い替え等で新規契約をした場合に使用する電話番号が以前他のユーザーが使用していた番号である場合にはその人が当然リストに表示され得ます。特に近年は携帯電話番号が枯渇し始めた為、端末の解約後一年も経たない内に新規契約者に同じ番号に割り当てることもあり、LINEをインストールした直後に電話番号の旧所有者の知人が「知り合いかも?」に表示される可能性は十分にあります。

他のインターネットサービスで電話番号を登録している

次に考えられるのが「他のインターネットサービスで電話番号を公開している場合」です。Facebookやブログ等に載せた番号を基にLINEで検索をかけることは誰に出も簡単にできます。不必要に情報を公開しないようにしましょう。IDを推測されるケースもあるので、他のSNS等で使用しているものと同じIDを利用している場合はすぐに変更することをお勧めします。

被害が多いのはランダムに検索された場合

電話番号をランダムに検索されるケースもあります。悪徳業者は手当たり次第に番号を試し、ヒットしたユーザーに接近し言葉巧みに悪質な有料サイトへ誘導したり商品を買わせようとします。この手のトラブルの対策として巷で“相手をからかう様な対応をしてまともに対応しないこと”も挙げられていますが、下手に刺激するよりも、削除やブロックをして対処するのが賢明です。

LINEが原因で起こる様々なトラブル

LINEは「LINE ID」や電話番号でユーザーを検索がすることができ他のSNSよりも匿名性が高いと言えます。しかしそれは裏を返せば素性を隠したままいくらでも交流を深められることを意味し、LINEに端を発したトラブルが多い所以でもあるのです。

LINEでの出会いからトラブルになるケースが多い

確かにLINEの利用に必要な個人情報は他のSNSより少ないです。しかし油断は禁物です。LINEが原因で犯罪に巻き込まれる例も後を絶たないのです。

ストーカー被害や殺人に発展することもある

最近の若い世代、特に中高生は現実の会話よりもSNSでのやり取りを重視がちです。彼らが巻き込まれるトラブルの多くはLINE等のSNSを通じて知り合った異性との間に巻き起こるものです。相手の顔を見ることなく進行するインターネット上の会話ではとかく誤解や勘違いが生じやすい上、相手の正体が分からないため、重大なトラブルに発展することも少なくありません。

例えば2016年5月に埼玉県小金井で起きたアイドル刺傷事件等もその一つです。この事件では被害者は奇跡的に一命をとりとめたものの、亡くなっていたとしても不思議ではないと言えます。

女性だけが気を付ければよい訳ではない

ネットの出会い関連の被害と言えば女性が被害を受けるケースを想像する人が多いでしょう。しかし男性でも被害に遭うケースはあります。

例えば2013年には当時中学生の女性がLINEで知り合った男性に交際を断られたことを逆恨みし仲間ら十数人と一緒になって男性を暴行、怪我をさせ傷害罪で逮捕された事件がありました。この事件では互いの面識はなかったと言いますが女性でも仲間を呼べば当然容易に男性を打ち負かすことができる訳で、特に相手の素性が判然としない内は無闇に交流を深めるべきではないのは男性も同様です。

詐欺に遭うケースも少なくない

また「詐欺」にも気を付ける必要があります。代表的なのがアカウント“乗っ取り”による被害です。しかしあらかじめ策を講じておけば被害に遭う可能性は低くなります。

“乗っ取り”よる被害

他人のアカウントに不正ログインして乗っ取る行為が急増しています。“なりすまし”とも呼ばれるこの手口で多いのがまずターゲットの友人を装い、「自分は緊急の用事があるから代わりにコンビニでプリペイドカードを購入し、写真に撮って送信してほしい」等と伝え金品を騙し取るケースです。ユーザーは友人からの依頼だと思い込み、不審に感じつつも送ってしまいます。

なぜ乗っ取り被害は起きるのか

ではそもそもなぜ乗っ取り被害は起きてしまうのでしょうか。詐欺師はターゲットが利用する他のインターネットサービスからの情報と紐付けてLINEに不正ログインするのです。この手法は「アカウントリスト攻撃」と呼ばれ、ユーザーが複数のサイトで同じパスワードを利用する傾向がある点に目を付けた手口です。近年パスワードの使い回しをしない様、呼びかけられているのはこの様な攻撃に遭うことを防ぐためです。覚えるのが面倒でもサイトごとに異なるパスワードを設定しましょう。

様々な便利な機能等があるLINEが原因で重大なトラブルになるケースは非常に多くあります。しかしユーザーが最新の注意を払って利用することを心がければ防げるもの多いのも確かです。それでもトラブルに巻き込まれたときは、こじれる前に警察や弁護士に相談をして早期に解決することが大切です。

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