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  • 2017年06月02日 | 7,456view

西村博之(通称「ひろゆき」)とは何者なのか

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巨大匿名掲示板サイト2chの創設者として広く知られる“ひろゆき”こと西村博之氏は、実は他にも動画コミュニティサイト等を手掛ける企業やIT関連企業の取締役も務める等様々な事業を行う実業家です。しかし彼は複数の敗訴経験による巨額の未払金を有する側面も持っているのです。今回はそんな彼の人物像に迫っていきます。

西村博之とは如何なる人物か

西村博之氏の経歴の中で最も有名なのは2chを創立したことでしょう。しかし彼はその他にも様々な遍歴を持っているのです。ここでは“ひろゆき”こと西村博之氏の今に至るまでの足跡を辿っていきます。

西村博之の生い立ち

西村博之氏が現在に至るまでにはどの様なことがあったのでしょうか。当然のことながら全てが思い通りにいったわけではない様です。まずは彼の生い立ちから見ていきましょう。

当初は理系を志すも断念

西村博之は1976年11月16日国税局職員の長男として神奈川県相模原市中央区に生まれます。その後東京都練馬区田柄、東京都北区赤羽に移り東京都立北園高等学校を1995年3月に卒業。高校生の時分は成績が悪く、当初は物理学専攻を志望していたものの単位を落として理系進学を断念します。

事故の慰謝料で米国に留学し現地で2ch創設

そして1996年4月に中央大学文学部教育学科の心理学コースへ入学。1998年には2chの前身となる「Hirox’s room」を開設し6月にサイトの名称を「実録!交通違反をもみ消して罰金を払わない方法」へ変更。同年3月には合資会社「東京アクセス」を設立しています。在学中に遭ったバイク事故の慰謝料でアメリカのアーカンソー中央大学に一年間留学し、その間の1999年5月に匿名掲示板サイト「2ch」を創設します。

西村博之の活動

西村博之は2chの創立以外にも株式会社の設立、新たなインターネットサービスの開設、書籍の出版幅広い分野で様々な活動をしています。

西村博之の職歴

2chの創設者として有名な西村博之はIT関連会社の設立や書籍の出版等様々な仕事を手掛けています。ここではその内主要なものを紹介していきます。

複数の会社を設立、取締役も務めることも

2002年に株式会社「東京プラス」を設立、代表取締役に就任します。プログラマーである竹中直純氏との2chに関する対談の際の話題を契機とし、翌年には同氏と2chのスレッド及び本文検索サービス運営会社「有限会社未来検索ブラジル」を共同設立。

この名称にはあらゆることにはプラスの側面とマイナスの側面があるというメッセージが込められているとのことで、検索エンジンを始めとするIT関連の開発やインターネット向けコンテンツの製作・配信及び広告代理店業務を行います。続く2005年には動画共有サービス“ニコニコ動画”の運営やポータル事業を行う株式会社「会社ニワンゴ(現ドワンゴ)」を設立、2008年にITサービス関連会社「TKテクノロジー」の取締役に就任します。

その他文筆活動やタレント活動も

また西村博之氏は文筆活動にも勤しみます。単著としては2004年10月に出版した『元祖しゃちょう日記(講談社)』、2007年6月の『なぜ2ちゃんねるは潰れないのか(扶桑社新書)」2009年5月の『僕が2ちゃんねるを捨てた理由(扶桑社新書)」、2013年9月の『ソーシャルメディア絶対安全マニュアル トラブルにまきこまれないFacebook、Twitter、LINEの使い方(インプレス)」等があります。

内、特に有名なのは2chの投稿を元に書籍化された『電車男』でしょう。この作品は映画化やドラマ化、漫画化がなされましたが、西村氏自身はその二次的著作権料を受け取らず東北大震災の義援金として寄付したとされています。

また2006年には牧野和夫氏と『2ちゃんねるで学ぶ著作権(アスキー)」を、2009年には“ホリエモン”のニックネームで知られる堀江貴文氏と『ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね・・・」(集英社)』を出版する等共著もいくつか出版しています。他にもフリーダウンロードシングルとして2000年に「激走爆走チーム2ちゃんねる」を、翌年には「モナ~らぶ」「おいら」「やる気なし!」といった5作品を発表する等インターネットタレントの様な活動もしています。

西村博之の賠償金未払い問題

西村博之氏について語る上で外せないのが多額の賠償金の未払いについてでしょう。ここではその詳細について紹介していきます。

数々の訴訟を起こされる

西村博之氏が管理していた2chは誹謗中傷や著作権侵害等数々の問題を抱えており批判的な見方も多いサイトです。彼は数々の訴訟を起こされていますが、そのほとんどは2ch関連の内容です。

著作権侵害等で企業に訴えられる

中でも特に多いのがやはり著作権侵害や名誉棄損による賠償金請求の訴訟です。2chは匿名性が高い掲示板であるが故にこの手の行為が横行するためでしょう。例えば2004年判決の「対談記事転載差し止め訴訟」では「読者との対談記事を勝手に書き込まれた上、著作権侵害による過去ログ削除を要求したのに実行されない」として漫画家と出版社に提訴されています。

一審では請求棄却の判決が出るも東京高等裁判所は上告審でそれを破棄し、最終的に内容の非公開化と120万円の賠償を西村氏に求めるとの判決が下りました。また某動物病院が掲示板の書き込みにより名誉を傷つけられたとして、損害賠償を求めた訴訟では、2002年、書き込みの削除と賠償金400万円の支払いを命じられています。

個人に訴えられるケースも

更には企業だけでなく個人から訴訟が提起されるケースも数多くあります。2003年6月の2chに容姿や異性関係について侮辱的表現を書き込まれたとして、一般女性が起こした裁判では管理人である西村氏に100万円の賠償と名誉棄損発言の削除を命じる判決が下されます。更に2006年10月の裁判では女子スポーツ選手が2ch上の書き込みに対し名誉毀損などを訴え、管理人に100万円の損害賠償の支払い命令等が下されました。

多額の負債があるも払う意志を見せない

この他にも多数訴訟が提起されており、事例を数え上げれば枚挙に暇がありません。西村博之氏はそのほとんどで敗訴し多額の損害賠償の債務を負いますが基本的に彼は支払うことはせず、賠償額は遅延損害金と共にどんどん膨らみました。

支払いの意思がないことを公言する

中には賠償金目当てで“吹っかけた“様な訴訟内容のものもありますが、彼は頑なに出廷しない為ほぼ全てが欠席裁判となります。民事裁判では欠席すると相手方の主張が認められる決まりである為、その全てで敗訴しているのです。

従って賠償金の額は莫大です。

しかし彼は賠償金について報道を受けた際記者らに対し「支払わなければ死刑になるのなら支払うが、支払わなくてもどうということはないので支払わない」「踏み倒そうとしたら支払わなくても済む。そんな国の変なルールに基づいて支払うのは、ばかばかしい」と、発言。支払いの意思がないことを示し、実際にほとんどを支払っていません。

差し押さえもできない
そうすると当然損害遅延金等も発生してくるわけで、更に金額は膨れ上がります。通常こうした支払いが一向にされない場合は強制執行、即ち差し押さえの措置をとられますが、自宅には生活必需品しかなく何も差し押さえられなかったのです。

更に民事訴訟の場合相手の資産調査は原告側が行うのが基本で、収入が入る銀行口座も特定できませんでした。強制執行されることを見越して西村氏はあらかじめ対策をとっていたということでしょう。尚現在は裁判等で確定した債務は、金融機関に当該債務者の口座照会に対して回答義務を定める様民事執行法を改正する方向に向かっています。

西村博之氏の内面に迫る

そんな西村氏ですが、メディア露出を嫌う訳ではない様でしばしばテレビ討論番組に出演しコメントを残したりもしています。ここでは彼の内面や現在の生活に迫っていきます。

西村博之の性格は

堀江貴文氏と親交が厚いことでも有名な西村氏ですが、どういった性格をしているのでしょうか。彼の発言や行動から推察することしかできませんが、分析すると抜け目ない性格であることは間違いなさそうです。

博学で頭脳明晰

月間一千万人を超えるアクセスがある2chを個人経営している彼は、対談等に招かれることが多いのですが、その際相手が専門用語を使うと無知なふりをしてその意味を訪ねる等、揚げ足をとって言い負かす様な話の運び方をよくします。このことに関しては論争に強いのは頭が良い為と評価する見方もあれば、彼の相手を小馬鹿にした様な話し方は好ましい態度ではないと批判する声もある様です。いずれにしても彼が物知りで頭脳明晰なことが、相手を理詰めで論破できる所以と言えるでしょう。

社会的に意義深い活動もしている

また西村博之氏は、依存による借金苦から時に自殺者まで出る日本のパチンコについて「パチンコする人ってバカなんですか?」と発言する等業界に批判的な姿勢を持っています。メディアが報じることのないその闇に迫る取材も行っており、見方によっては社会的観点に照らしても意義のある活動をしていると捉えられます。

更に損害賠償金の不払いは多くの人が持つ“裁判で賠償金の支払いを求める判決が下されたら払わなければならない”という社会通念を翻したことになる訳ですが、良悪の程はさておき彼の持つ常識を打ち破る行動力・実行力はずば抜けていると言えます。

西村博之氏の現在は

そんな西村博之氏ですが、現在は新たな仕事に就き遠い海外で生活しています。どうやらそこには彼なりの“イズム”がある様です。

匿名画像掲示板サイト“4ch”の管理人になる

日本の画像掲示板サイト“ふたば☆ちゃんねる”の影響を受け、アメリカ人moot氏によって2003年に開設されたのが英語圏向けの匿名画像掲示板サイト“4ch”です。様々なインターネット上の流行やプロジェクトを生み出し、現在では世界的に有名なこのサイトの管理者に西村博之氏は2015年に任命されたのです。

このニュースは日本の2ch発祥の匿名文化に触発されて作られたサイトの管理人を再び2chの創設者が務めるということで世界的に注目を集め、各国のメディアがこぞって報道しました。

現在はパリで暮らす

彼は現在パリで生活しています。勿論海外に移住した背景には多額の賠償金の存在がある訳ですが、移住先に富裕層に人気のアメリカや東南アジアではくフランスを選んだのには彼なりの考えがあってのことの様です。と言うのも西村氏は困難を乗り越えることに喜びを感じるらしく、曰くフランスを新天地に選んだのは、欧米等では日本語を話せる人は多いもののフランスでは珍しく“移住した時に悪戦苦闘が予想されるから”とのこと。加えてフランス語を話せる日本人は希少価値があると思ったことも移住の理由のひとつに挙げています。

西村博之氏は様々な事業を手掛ける“やり手”の実業家です。複数の敗訴による数十億円にも及ぶ賠償金もそっちのけで新たな事業を始めるその図太さが、彼をここまでの人物にのし上げたと言えるかもしれません。

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