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  • 2017年06月12日 | 10,707view

LINE(ライン)とは何か?またLINEが抱える問題点とは

LINE

あらゆる年代層で圧倒的な利用率を誇る LINE。音声・ビデオ通話やチャット機能等を使ったユーザーとの交信が通信料のみで可能なSNSアプリです。特にアジア圏中心に広がっており、個人だけでなくビジネスとしても欠かせないツールのひとつになっています。しかし利便性の一方で危険性もあるので利用には注意が必要です。

LINEは無料のコミュニケーションのためのアプリ

LINEはインターネット通話やチャットの機能を有する人気のSNSです。今や私達の生活になくてはならないコミュニケーションツールにもなったLINEの基礎知識を解説します。

LINEとは

LINEは日本法人NHN株式会社(現LINE株式会社)が開発したソーシャル・ネットワーキング・サービスです。スマートフォンの他パソコンやタブレットでも使用可能で、無料でチャットや音声通話、ビデオ通話ができます。

東日本大震災をきっかけに誕生
LINEは韓国NHN株式会社(現ネイバー株式会社)が2011年6月に開始したサービスです。当時のCEO李海珍(イ・ヘジン)が同年3月11日に発生した東日本大震災で家族や親戚と連絡を取ろうとする被災者の映像を見て発案、日本に滞在しプロジェクトを進めました。

サービス開始以来利用者数はうなぎ登りに増加し、2012年には「若い世代に情報発信するツール」として首相官邸公式アカウントが開設される他、海外においてもタイ王国警察に導入されメッセージや写真の交信機能が犯罪捜査や交通取り締まりに活用されたり、中東・スペイン・南アフリカでも利用者が急増する等世界的に流行ました。現在の層ユーザー数は2億人に上ると言われています。

LINEの位置付

LINEは今でこそ“ホーム”即ち自分のページを作ることができ、パソコンやタブレット等各端末からアクセスできる様になりましたが、かつてはSNSではなくトークアプリとして位置付けられていました。ここではLINEの特徴や現在に至るまでの変遷等を紹介します。

発案当初はSNSとの認識はなかった

SNSの定義は諸説あり一概には言えませんが「自分のページが作れるか」は重要な要素です。LINEの初期のサービスにおいては一対一のメッセージのやり取りを主に提供しており、自分のページを作ることができませんでした。Facebookを始めとして多くのSNSは画面が大きく、様々な機能を備えることができるパソコンでの利用を前提としてサービスを開始しましたが、LINEはスマートフォンやタブレット端末を使って利用するものとして開発・発達したため、機能を多く備えていませんでした。

画面が小さく搭載できる機能も限定された上、マシンとしての性能も低かったため、機能の豊富さより軽快な操作性が求められたのです。

世界各国に類似機能のアプリが存在する

こうした特徴を持つサービスは「メッセンジャー」ないしは「トークアプリ」等と呼ばれ、LINE以外にも様々なアプリが世界各国に存在します。例えば欧米で支持の強い「WhatsApp」や中国でのシェアが高い「We chat」やヨーロッパを中心に中東、アジア、中南米と幅広く普及している「Viber」等もそれに該当します。また韓国のスマートフォン向け通話アプリ「カカオトーク」はLINEの事業モデルの元になったとも言われるもので、現在日本でも多くの人が使用しています。

他のSNSと異なる点

またLINEはFacebookやTwitter等他のSNSと異なる特徴を持ちますがその内の一つはメッセージが公開されない点でしょう。FacebookやTwitterにおいてはアカウントに鍵をかけていない限り、やり取りの内容はもちろんその時刻や交信相手等まで当事者でない人も閲覧することができます。しかしLINEならメッセージの受信者にしか内容を見ることはできません。更に設定次第では複数人での会話が可能で、連絡ツールとしての利便性が高いと言えます。

LINEの様々な機能とは

国内で4000万人が利用するLINE。面識のない人物とも簡単に交信ができるこの無料アプリには、便利な機能が豊富に備わっています。

充実した「友達」の追加方法

LINEには友達追加の方法が豊富にあることも他のSNSと大きく異なる点です。IDを直接入力する方法はもちろん、他にもユニークな手段がいろいろあり、私達に様々な利便性をもたらします。

自動登録やURL共有で簡単に追加できる

LINEで「友達を自動追加」設定をオンにしておけば端末のアドレス帳に登録のある人物の内、LINEユーザーを友達としてアカウントに自動登録できます。また友達追加用のURLを作成することが可能で、それをメールで送信したり他のSNSで相手に伝え共有することで登録できます。加えてアカウントの識別番号「LINEID」を検索して登録することも可能ですが、この方法はユーザーが「ID検索を許可」設定にしている場合に限られる等制約があります。

QRコード等でも登録可能

LINEにはアカウントごとにQRコードが一つ設定されていて端末から表示できる仕組みをとっており、相手のQRコードを読み取ることで友達追加が可能です。また相手がその場に居合わせている場合は端末を振ることで互いのアカウント情報が伝わり登録できる「ふるふる」機能が便利です。

尚、実はこの「ふるふる」、実際に“振る”動作をせずともBluetooth機能によって画面にタッチするだけで登録を完了させることができるのです。にも拘らず“ふるふる”としている辺りにLINE社のユーモアが垣間見れらると言えるでしょう。

カスタマイズして個性を表現できる

LINEはカスタマイズ性が高いことも特徴のひとつです。プロフィール画面やメッセージ交換画面を任意のものに設定することでオリジナリティ溢れる外観にして楽しめます。

メッセージ交換画面の着せ替え機能

LINEのメッセージ交換画面“トーク”の背景には任意の画像に変更することが可能です。デフォルトでは「青空」が設定されていますが、シンプルな柄からイラストまで40種近く用意されていて好みの背景に設定できます。更に自分で撮った写真や端末に保存されているものに設定することも可能です。

プロフィール画面には動画を設定できる

また近年ではプロフィール画面の写真に静止画のみならず最大6秒の動画も設定可能になりました。動画は専用の自撮り向けアプリ「B612」を使って撮影したものに限られ、端末に保存されたムービーを設定することはできません。

LINEの流行の要因

スマートフォンを持っている人のほとんどが使っていると言っても過言ではない程浸透し、“生活インフラとして定着した”とまで報道されるLINEですがその人気の理由はどこにあるのでしょうか。探っていきましょう。

料金システムのお得感

チャット機能や音声・ビデオ通話等LINEにおけるユーザーとの交信にかかる費用は通信費のみであり、このことがLINE人気を加速させたと言えます。

ユーザー間の無料通信

LINEが興隆した当時Skypeに代表される“IP電話”が話題になりました。LINEでもこの仕組みを利用しており、通常の電話回線ではなくインターネット回線を使うためユーザー間では通話料金の加算がなくパケット代、つまり接続料金だけで会話ができるのが特徴です。そしてこれを「無料通話」と呼んだことがLINEの人気に火をつけたと言えるでしょう。

格安料金での通話可能な「LINE電話」

加えて「LINE電話」では固定電話や携帯電話の番号に発信可能です。IP電話とシステムは近いですがLINE電話では別途電話番号を持っていないと着信はできません。料金体系はプリペイド式の“コールクレジット”で事前にチャージしておくプラン等3つのプランがあり、従来の電話システムでは高いと一分40円程度電話代がかかったところLINE電話の30日プランでは携帯電話との通話が一分6.5円と非常に格安なのです。

コミュニケーションツールとしての秀逸性

またLINE独自のメッセージ交換スタイルはやり取りを迅速化したり言葉では伝えにくい微妙なニュアンスの表現を可能にし、コミュニケーションを円滑にする役目を担います。

メッセージが“吹き出し”で時系列に表示される

LINEの“トーク”では互いのメッセージが吹き出しで表示され時系列に連なっていきます。極めてシンプルなスタイルですがこれによって過去に遡って話の内容を確認することもできます。更に「グループ」を設定すれば複数人でメッセージのやり取りが可能になるのです。

様々なスタンプ

LINEでは“スタンプ”と呼ばれる小さなイラストも送信することができます。スタンプの種類はアニメのキャラクターからテレビタレント等著名人のもの、LINE社オリジナルのものやユーザーが作った“クリエイタースタンプ”等多岐に渡り、内容も挨拶や喜怒哀楽を表すもの、承諾や拒否等意志を示すもの等幅広くあります。

スタンプによるコミュニケーション円滑化

このLINE利用の醍醐味でもあるスタンプ機能はLINE人気に大きく寄与したと言えます。これまでも感情を表す絵文字はありましたが、あくまでも文章の補助的な役割を果たすに過ぎませんでした。例えば喜びを表す場合はセンテンスの後に笑顔のマークやせいぜいバンザイをしている絵文字を付ける程度です。しかしLINEのスタンプは非常に豊富な種類があり「飛び跳ねるくらい嬉しい」から「微笑む程度に嬉しい」まで自在に表現できるのです。また文字では表しにくい気持ちを上手く表現するスタンプもあり、決まりが悪いシチュエーションでも使い勝手が良いと言えます。更にクスリと笑ってしまう様な愛嬌のあるスタンプも多く、楽しめます。

LINEが抱える問題点とは

コミュニティーツールとして人気を博すLINEには様々なメリットがあります。しかし他方で看過できない問題もあるのです。

「出会い系」にも利用されてしまう

LINEのトラブルで最も多いものの一つが出会い目的で利用されることです。近年未成年者が巻き込まれる様々なトラブルが発生していますが、LINEを利用した出会いに関しては規制しきれないのが現状です。

IDをネットに書き込んで出会う

IDを登録する方法でユーザーと繋がれる点は確かに便利でしょう。しかしこのIDが出会い目的に利用されることが増えていて問題視されています。ユーザーはネット上に存在する無数の掲示板サイト等にメッセージと共にLINE IDを書き込み、サイトに訪れたユーザーと「友達」になるのです。こうした出会いがきっかけとなった事件が次々に起こっています。

出会い目的と断定できないため規制が及ばない!

言うまでもなくネット上の出会い系サービスは犯罪に繋がる危険があるため、最近では厳しく規制され日本では実質的に運営するのが難しくなりました。

しかしLINEの場合それ自体はあくまでメッセージアプリです。掲示板もIDの交換を目的としているため出会い目的であると断定することはできないのです。この問題に際してLINE社側も18歳未満のユーザーはID検索を使えない仕様に変更し策は講じています。しかし友達追加の方法が複数あるLINEではIDを使わずとも登録可能でほとんど抑止力になっていないと言えます。

LINE社がこの措置を施したのは世間の風当たりに対するパフォーマンス的要素が大きいとする声があるほどです。

既読スルーでいじめに発展

LINEはシンプルでありながら、FacebookやTwitterとはまた違った側面を持ち利便性が高いコミュニティーツールとして幅広いユーザーに人気ですが、利用には注意すべき点もあります。

LINEで送ったメッセージが「既読」になっているのに返事が来ない「既読スルー」もその一つです。

既読スルーをする理由は、返信する時間がなかったり、後で返信するつもりだったのに忘れてしまったということも当然あるはずですが、特に、中高校生の間では、既読したらすぐに返信しなくてはいけないという暗黙のルールがあり、それを守らないことでいじめに発展する問題が生じています。そうした問題が起こらないように、特に中高生のLINEとの関わりについては、大人の指導が必要になってくると言えます。

他にもLINEが普及すればするほど、アカウントを乗っ取った詐欺が横行するなど、LINEに関する問題は後を絶ちません。とは言え非常に便利なコミュニケーションツールであり、近年ではビジネスにも活用され、今後、益々LINEの活躍の場は広がっていくでしょう。LINEユーザーは、LINEの特性と問題点を理解しながら、モラルやルールを十分に守った上での安全な利用が求められているのです。

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