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ネットの炎上

  • 2017年02月14日 | 2,263view

ローソン・ミニストップの炎上事例から学ぶインターネットリテラシーの重要性

ネットリテラシー

2013年に数々の炎上事件が世間を騒がせ、連日マスコミでも取り上げられました。なぜこのような炎上事件が発生してしまったのでしょう。その原因の一つに「インターネットリテラシー」の欠如が考えられます。ローソンとミニストップの事例を見ながら、「インターネットリテラシー」とは何か、またその教育方法について考えていきます。

事件について

連続して起きた炎上事件にローソンとミニストップの事例が挙げられます。どちらも売り場の冷凍庫に入る画像を投稿したことで炎上しています。それぞれの事例についてその概要を確認してみます。

ローソンの場合

2013年夏に続出した炎上事件の数々は、ローソンの炎上事件に端を発しました。ローソンの騒動において特徴的なのは、ローソン本社の対応が迅速であったことです。

Facebookへの投稿が炎上に発展

2013年6月18日、高知市のローソン加盟店で従業員男性が売り場のアイスクリーム用冷凍庫に入って横たわる画像を友人に撮影させFacebookに投稿しました。すると、その1ヶ月後の7月14日、拡散された写真に「不衛生だ」などの批判的な意見が続出。まとめサイトや掲示板などに取り上げられ、瞬く間に炎上しました。Facebookは本名でのアカウント登録を原則としているために男性従業員の名前や住所がすぐさま特定され、中傷へと発展していきます。

ローソンの迅速な対応

その騒動を受けてローソン本社は、炎上の次の日に加盟店との契約解約及び当該店舗の休業、冷凍庫へ入った従業員の解雇を決定しました。「お客さまには大変不安・不快な思いをさせてしまいましたことを心より深くお詫び申し上げます。」としている。同社の対応は非常に迅速であったと言えます。

ミニストップの場合

ローソンの騒動が記憶に新しい頃、続いてミニストップでも同様の事件が発生しました。

Twitterに写真を公開して炎上

2013年7月23日、京都府のミニストップで男子高校生が売り場のアイスクリームの陳列ケースに入っている写真を、「やばいと思った人はリツイート」というコメントと共に、Twitterに投稿して炎上しました。

ミニストップの対応

2日後、7月25日にミニストップ本社はアイスクリーム類の撤去と当該ケースの入れ替えを進めていると発表し、当該店舗にて特定の期間にアイスクリームを購入した客に対しては、商品代金の返金を行うとしました。しかし、この対応が甘いと考えたインターネットユーザーの間で猛反発に遭い再炎上を起こしてしまいます。その後、同社は警察へ被害届を提出しました。

ネットリテラシーの低さと炎上

上記の炎上が相次いだ背景にインターネットリテラシーの低さ、欠如が挙げられます。ここからは「ネットリテラシー」の定義を確認するとともに、今回の事例との関係を考えてみたいと思います。

ネットリテラシーの定義

昨今、“○○リテラシー”という言葉をよく耳にします。知っているようで知らないその言葉、どのような意味なのでしょうか。

リテラシーとは?

リテラシーとは、原義で読み書き能力のことです。転じて、現代では「(何らかのカタチで表現されたものを)適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する」という意味に使われるようになりました。また、与えられた材料から必要な情報を引き出し、活用する能力や応用力を意味します。情報リテラシー、メディアリテラシーといった使い方をします。

“ネット”リテラシーとは?

リテラシーに「ネット」と付け加えることで、インターネットを使いこなす基本的な能力を指す言葉としてネットリテラシーが定着しました。つまり、「インターネット上における正しい利用法、活用能力」という意味です。

具体的には…

例えば「ネットを利用して自分の欲する情報を得ることのできる能力」や「その情報が正しいものであるかを判断できる能力」、「ネット絡みのトラブルに巻き込まれないための自衛能力」などの能力が挙げられる。

ネットリテラシーの欠如

若年層は一見ITに強いと見られがちですが、物心ついた時からインターネットに触れていた世代は、むしろその怖さを知らないといった指摘があります。ローソンやミニストップの事例も例外ではありませんでした。

炎上する原因

炎上事件の起こる要因の一つに若者のネットリテラシーが欠如していたことは否めません。インターネットはプライベートな空間ではないこと、多数の人から見られているということの意識が低いということです。ひとたびSNSに投稿したら、誰が見ているかわからないということを理解せずに投稿をしてしまうことは大変なリスクを伴います。

モラルに反した投稿

SNSは写真を公開する方法の手軽さと、身内だけでやり取りをしているような感覚に陥りやすい構造をもつことに特徴があります。そのため、盛り上がるような内容であれば、それがモラルに反していようとも気軽に投稿してしまうのです。

ネットリテラシーの向上

ネットリテラシーとは何かを理解したうえで、その教育はどのように行えばよいのでしょうか。インターネットリテラシーの重要性も踏まえて、実際の教育方法をお伝えします。

「インターネットリテラシーの重要性」

総務省ホームページで公表されている情報通信白書にてH26に「インターネットリテラシーの重要性」についての指摘がされています。ネットリテラシーについての調査をもとに、その重要性が的確にまとめられているので見てみたいと思います。

ネットリテラシーを高めてITを活用しよう

インターネットの普及に加え、スマートフォン等の急速な拡大により、国民全体として ITに触れる機会が増大していることを踏まえ、ITの利活用により、子供から高齢者まで、そのメリットを享受して豊かに生活を送ることができるよう、情報モラルや情報セキュリティに関する知識を含め、国民全体の ITリテラシーの向上を図ることが重要であると指摘しています。(総務省引用)

拡散した情報を完全に消すことはできない

SNSは自分が発信した情報を誰でも閲覧きること、また一度情報が拡散してしまうと文字情報として残り、削除することが困難な特徴があります。また、各種炎上事例においては、書き込まれた内容や写真、プロフィール情報などの部分的な情報を元に、第3者の他人により本人が特定されるケースもあり、情報を発信した本人が仕事や社会的な地位を失い、勤め先の企業等にも影響し大きな損失につながった事案も発生している、との記述もあり、ローソンの事例が具体例として挙げられていました。

炎上は一部のユーザーによって発生する

調査結果を踏まえると、我が国のユーザー全体としては炎上につながる恐れのある書き込みの可能性は低い傾向が見られ、そのような事案が起こるリスクは一部ユーザーに限られる可能性も考えられるが、前述のリスク面とSNSのメリットも踏まえて適切に利用していくことが重要であるとまとめています。

どのように教育するべきか

ネットリテラシーを向上させるために具体的にどのような点について教育を行えばいいのでしょうか。以下の4点について確認してみます。

ソーシャルメディアについての理解

SNSを含むソーシャルメディアとは何かを知らずに、リテラシーについての理解は深められないことは当然です。まずは、ソーシャルメディアとはいったい何かというのを理解します。(Twitter、Facebook、Mixi、YouTube、ニコニコ動画など)

ソーシャルメディアが持つ可能性

単にソーシャルメディアの危険性だけでなく、正しく使う事と“自身にとってこんな形でメリットがある”という内容を伝えることも大切です。正しく有効に活用することで得られるものも多くあります。ただ怖がるのではなくその可能性についても教えることです。

ソーシャルメディアに潜む危険性

ソーシャルメディアの可能性を十分活かすには危険性もきちんと理解していないといけません。過去に実際発生した生の事例を元に気を付けるポイントを考えます。

コミュニケーションアプリについて

LINEなどのコミュニケーションアプリがスマートフォンの普及とともに多く使われており、その中で少なからずトラブルも発生しています。プライバシー管理の方法やコミュニケーションの在り方という点についても改めて確認する必要があります。

ローソンとミニストップの事例をネットリテラシーの重要性という観点から考察してみました。SNSを正しく使うことでその利益を享受すべく、また自身の身を守るために、ネットリテラシーを身につけたいものですね。

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