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2ちゃんねる(2ch)風評被害

  • 2016年12月21日 | 1,201view

2ch.sc 2ch.netの風評対策から見た違い|どちらの誹謗中傷も削除出来る?

2ch.sc 2ch.netの風評対策から見た違い

現在2ちゃんねるには「2ch.net」と「2ch.sc」が存在します。それぞれ運営者も削除方針も異なっているため、このいずれかのサイトに特定の人物を誹謗中傷する書き込みがされたときには、その違いをきちんと理解した上で対策を講じることが必要です。迅速に削除したいと考えるならば2chに強い弁護士に相談して指示を仰ぐことがベストでしょう。

2chへの書き込み削除に強い弁護士一覧

2ch.scと2ch.netの違いとは

インターネットの有名巨大掲示板「2ちゃんねる」(以下「2ch」)には、2ch.scと2ch.netの2種類があります。2chに特定の個人などを誹謗中傷する内容の書き込みについて削除を依頼するときに気をつけなければならないのは、どちらか片方を削除しても、もう片方に情報が残ってしまう可能性があることです。

2ch.scはシンガポールのペーパーカンパニーが運営

2ch.scは2ch.netの後にできた掲示板です。基本的には2ch.netと連動しているものの、2ch.scのみに書き込まれている内容もあるため、こちらのみに書き込まれている内容については2ch.sc独自の削除方法に従って削除依頼を進めなければなりません。

2ch.netと袂を分かつ形でできた2ch.sc

2ch.scは従来の2ch.netから分かれてできたウェブサイトです。2ch.netの運営をめぐる争いの後、2ちゃんねるを立ち上げた西村博之氏によって開設されました。もともとは2ch.netのコピーサイトですが、2ch.sc独自でも投稿を受け付けているため、2ch.scのみに存在する投稿もあります。

運営元はシンガポールにある

2ch.scはシンガポールにあるPACKET MONSTER NC.PTE.LTD.が運営しています。実体のないペーパーカンパニーとも言われており、実際の削除や発信者情報開示はボランティアが運用していることが知られています。

2ch.netはフィリピン法人が運営する掲示板

2ch.scがなかった時代は、インターネットの巨大掲示板「2ch」といえば2ch.netのことを指していました。最初のうちは今と少し趣が違っていましたが、どのように違っていたのでしょうか。

「2ch」と言えば2ch.netだった過去

2ch.netは1999年に西村博之が開設した掲示板です。2chができた当初、2ちゃんねるは専門家によって業界のコアなテーマについて議論されたり、業界の裏話や企業の裏事情など貴重な情報のやり取りがなされる場所でした。しかし、ある事件をきっかけにメディアに多く取り上げられるようになってユーザー数が急激に増えた結果、現在のような雰囲気になっています。

2ch.netはフィリピン法人により運営されている掲示板

2014年に2ch.netは突然サーバの運営会社が2ch.netの運営を離れることとなりました。現在、2ch.netはフィリピン法人のRace Queen,Inc.により運営されています。

2ch.scの書き込みを削除する方法は?

2ch.scで誹謗中傷記事を削除してもらう方法は、任意での削除依頼と裁判所の仮処分決定を経ての削除依頼の2通りあります。

任意(裁判外)で削除してもらう方法

2ch.scに書き込まれた内容を任意で削除してもらう場合は、「削除板」と呼ばれる削除依頼専用の掲示板から削除依頼をします。削除専用の掲示板には、「重要削除対象」専用の「削除要請板」と、それ以外が対象となる「削除整理板」の2通りあることに注意しましょう。

削除の優先度が高い「重要削除対象」とは

2ch.scでは、書き込み内容が以下に該当するケースを「重要削除対象」と位置づけ、削除依頼があった際にはこれらが優先的に削除されるようになっています。

  • 個人が特定できる誹謗中傷の書き込み
  • 対象者に不利益が生じる可能性がある書き込み
  • 差別・蔑視の意図がある書き込み
  • 荒らし依頼
  • 判決・仮処分の決定があったもの 等

法人・団体については原則放置

法人や団体に関する書き込みについては、2ch.scは「カテゴリにもよるが原則放置する」との姿勢を取っています。しかし、裁判所による仮処分の決定を得られた場合は、法人や団体に関する書き込みも削除の対象となります。

原則として削除依頼は公開

重要削除対象か否かにかかわらず、原則として削除依頼は公開されます。2chのことをよく知らない人がこちらに書き込むことでかえって炎上するケースもあるため、削除を要請する際には2chに詳しい弁護士に相談の上で行ったほうがよいでしょう。

2chへの書き込み削除に強い弁護士一覧

仮処分決定を得て削除してもらう方法

2ch.scに任意での削除依頼に応じてもらえない場合は、裁判所に削除に関する仮処分の申立てを行います。海外の会社を相手にするため手続きが煩雑となるので、仮処分を利用する際には2ch問題に強い弁護士に手続きを託しましょう。

シンガポール法人を相手方として仮処分申立て

仮処分を申請する際には、シンガポール法人のPACKET MONSTER社を相手方(債務者)として申立てを行います。その前にまずPACKET MONSTER社の商業登記簿(資格証明書)をシンガポールの会計企業規制庁(ACRA)のウェブサイトから取得します。

債務者不在で手続きを進めることができる

削除の仮処分申請は、原則として債権者・債務者双方との審尋が必要です。しかし、シンガポール法人の担当者を呼ぶのは相当時間がかかります。そこで、現在はPACKET MONSTER社関連の手続きでは決定正本の外国語訳やシンガポールへの送達を不要としているため、申立てから1週間程度で削除が可能です

仮処分の決定正本の公開内容に注意!

仮処分決定を得た後、決定正本を国内にある有料のサーバにアップロードした上で、削除専用掲示板で削除申請を行います。申請すると、決定正本に書かれている内容もすべて公開されてしまうため、債権者(被害者)の住所や氏名などの個人情報はあらかじめマスキングしておくことが必要です。

2ch.netの書き込みを削除する方法は?

2ch.netでは、管理体制が西村氏からRace Queen Inc.に変わってからは掲示板の運用も大きく変わり、比較的削除請求が認められやすくなってきています。そのため、基本的には任意で削除依頼を行いましょう。

任意で削除依頼を行う

2ch.netの基本方針としては、表現の自由は最大限尊重されるべきものであるとするものの他人の権利を侵害する書き込みについては削除に応じる姿勢を見せています。ただ、該当の書き込みが一旦削除されても、異議申立ての結果再度掲載される可能性もあります。

メールで削除依頼する

任意で削除依頼を行うときは、原則として専用アドレスmeiyokison@racequeen.ph宛にメールをして依頼をします。2ch.netは、法人に関する情報や前科などに関する情報については、裁判所の決定を待って対応する方針をとっています。

注意点

削除依頼をするメールには、件名を「削除申し立て」とし、本文に次の内容を入れます。下記内容を書いたメールに、理由を根拠づける資料や本人確認書類添付して送信しましょう。

  • 削除対象のURL
  • レス番号
  • 法的な削除理由

弁護士からの請求に応じてもらえることも

2chの過去の経験から、2ch.netは「表現の自由を配慮したリーガルマインドを持った弁護士」と認めた弁護士からの請求については、正当な理由があれば原則として対応すると明言しています。そのため、速やかに書き込みを削除してもらいたいときは、2chが認めた弁護士を探し出して相談することもひとつの手です。

仮処分決定を得ての削除依頼

2ch.netの削除ガイドラインによると、「裁判所の決定には原則従う」との方針をとっています。そこで、任意で削除に応じてもらえない場合は2ch.sc同様裁判所に仮処分を申立てることが必要です。

フィリピン法人を相手に仮処分の申立てを行う

仮処分を申立てるときは、Race Queen Inc.を債務者(相手方)として申立てを行います。しかし、フィリピン法人の場合は郵送で商業登記簿を取り寄せることができないため、海外関係の証明書取得代行サービスなどを利用して取得することとなります。

手続きに膨大な時間がかかることに注意

フィリピンは送達条約・民訴条約に加盟していないため、裁判関係の書類のやり取りに時間がかかります。また、無審尋での仮処分決定は現在の東京地裁では認められておらず、双方審尋が開催されることになりますが、その期日は約半年後に設定されることが多いです。仮処分決定が下れば、債権者側で受領した決定正本を指定のメールアドレスに送付すれば任意で削除に応じてもらえます。このように、Race Queen社を相手方とする場合は非常に時間がかかるのが難点と言えるでしょう。

2chは2つのサイトに分裂してしまった上に、それぞれ運営元が異なるため、書き込み削除に対する方針も方法も異なります。どちらのサイトも書き込みの削除をしてもらうのは非常に手間がかかるため、2ch問題に強い弁護士に依頼をして何らかの措置を講じてもらうことが一番でしょう。

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